寝かしている資金をかき集める

意図を持たずに資金を寝かしているのは機会損失となるので個人の資産運用であっても避けるべきだ。

読者におかれては、意図せず寝かしている資金はないだろうか。我が家では寝かしている資金が無いように、結婚の際私と妻がそれぞれ資金の棚卸しを行った。

結果、4〜500万円の寝かしている資金を確認できたので、それらを運用している。

本稿では、我が家では資金をどこで寝かしていたかを紹介し、読者の気づきとしたい。

我が家の資金の寝かせ先

一般財形

悪そのもの。社会の仕組みを理解していない新入社員を食い物にする制度。

一般財形には福利厚生の一環で奨励金が付与されるが、私の知る限り福利厚生のポイントを消費した分しか奨励金がつかない。ストックではなくフローになるので複利にならない点で悪である。

私は結婚前からこの事実に気づき天引きを停止、積立を取り崩して自分で運用をしている。累計の積立額は100万円程度であ

結婚当時妻は食い物にされたままだったので、天引きの停止と積立を取り崩させている。積立額は150万円程度であった。

共済会、企業年金

毎月数万円天引きされ、1%未満の低利率で運用し、退職時に受け取ることができる制度。財形と合わせて多少複利なるとは言え、利回りが低すぎる点で悪である。

ただ、その他の制度としては一概に悪いとは言えず、私が亡くなった際の子供への遺児育英基金は是非利用すべき。遺児育英基金があるため、私が契約している生命保険は最低限の金額を保証している。

制度で会員貸付がある。積立している金額を1%未満の金利を付して、5年元利金等返済で給与から天引きされる。

私は本稿作成時点店200万円の積み立てをしており、全額を引き出して資産運用を行なっている。

妻の勤務先にはこの制度が無い。

また、その他会員貸付の良いところは信用情報に傷がつかないところである。

生命保険

妻は積立型の生命保険に加入している。毎年それなりの保険料を支払っており、それなりの金額が解約返戻金で積立てられている。

共済会、企業年金と同様に会員貸付で資金をかき集めて、資産運用をしている

貸付にあたっては金利が3%代、利息は元本に繰り入れられ複利で元本が膨らんでいく。保険会社は営利企業なので共済会、企業年金と比較すると、利息が高額になるのは致し方ないか。

妻の場合ドル建ての保険を契約しており、ドルで貸付を受けた。為替リスクを排除するため、ドルで運用している。具体的にはSPHY(米国ハイイールド社債のETF、分配金利回り7%台)で運用しており、イールドギャップも何とか確保している。

まとめ

このインフレ時代に、意図せずキャピタルゲインとインカムゲインが無い資産を持っている事がリスクであるが、意外と資金を寝かせてはないだろうか。参

資金の寝かせ先の制度によっては、制度を利用しつつ貸付の形で回収し、支払う金利以上で運用することが肝要である。

読者の参考考になれば幸いだ。

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